伝染性紅斑は、ヒトパルボウイルスB19による感染症です。皮膚の発しんを主症状とし、両頬がリンゴのように赤くなることから別称「リンゴ病」とも呼ばれます。

染性紅斑は年によって発生に差がみられる疾患ですが、東京都内では昨年秋より過去5年平均を大きく上回る状況が続いています。

予防のポイントとしては、患者の咳やくしゃみなどのしぶきに触れることによって感染(飛沫・接触感染)する感染症なので、一般的な予防対策(手洗い、うがい、咳エチケット等)を心がけることが大切になります。

妊娠中(特に妊娠初期)に感染した場合、まれに胎児の異常や流産が生じることがあります。周囲で患者発生がみられる場合、妊娠中あるいは妊娠の可能性がある女性は、できるだけ患者との接触を避けるよう注意してください。

詳細については、東京都感染症情報センターのWebサイトやこちらの東京都発行のリーフレットをご参照ください。